はるの声

バイト生活JKのツイッター以上日記未満

同性の先輩を守りたい

先輩

 

 

小学生のときは

ただの年上年下ってだけで、そんな明確な上下関係はなかった。

 

中学生となり、突如上下関係が生まれる。

別に誰かに決められたわけでも、教え込まれたわけでもないけど、

私は突然、「年上」に敬語を使うようになった。

 

 

私は先輩と話すのが好き。

男子でも女子でも。

 

 

 

高校は部活に所属してないけど、委員会の先輩がいる。

私は放送委員会に入っていて、放送はとても大変。

 

 

体育祭とかで先生が話すとき、マイクが入っていなくてザワザワした、ということがないだろうか。

それは放送委員の仕事。

 

 

問題なく進んで当たり前。

そう思われてる仕事だから、責任が重い。

体育祭、文化祭の運営だってやる。

 

 

その責任のほとんどを先輩が背負ってる。

私たち後輩のミスは、先生から先輩が叱られ、先輩が頭を下げ謝る。

 

 

私は委員会の仕事が好きで、先輩が好きで、

精一杯仕事をする。

でもそうじゃない子もいる。

仕事好きだけど、つい気が回らない子。

 

来年から大丈夫かな、と不安で仕方がない先輩。

不安や責任感から、泣いているときもある。

 

 

先輩は私に「いつも頑張ってくれてありがとう。いつでも相談とか乗るから、何かあったらおいで」

と言って抱きしめてくれる。

 

とても優しい表情をして、髪を撫でてくれる。

 

 

私は先輩が大好き。

だからもう泣かないで。


 

 

委員会の仕事の責任をすべて背負い、

恋愛関係でも問題事が少なくなく、

家庭関係も複雑な事情があり、

そんな色々なものを抱えてる先輩を守りたいと思った。

 

 

先輩の抱えているものを、少しでいいから、取り除いてあげたいと思った。

 

そのために私は仕事を頑張る。

 

 

先輩を安心させてあげたい。

泣かないでほしい。

 

 

私の1番の大仕事は、

体育祭運営でも、文化祭運営でも、定期的に行われる集会でもない。

先輩の卒業式。

 

 

 

それまで私も泣きません。